車載用BLDCモータへの要求
- 快適な車室内に
低ノイズ・静音 - バッテリへの負荷を軽減
高効率 - 意匠デザインに影響しない
薄型化・小型化
ZCLホールICは
極性が変化する点(=ゼロクロスポイント)で
出力信号を変化させる
世界初※の検知方式を採用した、
ブラシレスDCモータ制御に最適な
新世代ホールICです。
モータ設計に、ZCLホールICが提供する3つのメリット
磁束変化に影響されにくい回転角度検知
ブラシレスDCモータの回転制御を担うホールICは、回転する磁石の磁束密度を受けモータの制御信号を出力します。
ZCLホールICは、温度変化・磁石とホールIC間の距離変化等により変動してしまう「磁束密度の大きさ」を検知するのではなく、
磁束密度の変化に関わらず常に一定である「磁束密度が0mT点を通過するタイミング」を検知します。
磁束変化に影響されにくい回転検知が可能なZCLホールICは、複雑なソフトキャリブレーションや公差計算の簡素化に貢献。
常に高効率・低ノイズのモータを、より簡単に実現します。
【世界トップクラス】モータ筐体の小型化・薄型化
小型化された磁石の磁束でも確実に検知できるZCL技術を最大限活かすため、S-57TZ Sシリーズは配置自由度の高い面実装タイプのパッケージに対応しています。
また、世界最薄の新パッケージTSOT-23-3S (2.9 x 2.8 x t0.8mm) なら、業界標準のSOT-23-3 (2.9 x 2.8 x t1.3mm) のフットプリントそのままに磁石と基板の距離を短縮化できます。
アプリケーション
車載モータ用ホールIC ラインナップ
仕様
製品名 | S-57TZ Sシリーズ | |
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車載機器向け | ||
電源電圧範囲 | VDD=2.7V ~ 26.0V | |
極検知 | ZCL検知 | |
出力論理 | S極検知時 VOUT=”L” / S極検知時 VOUT=”H” (オプション選択が可能) | |
出力形態 | Nchオープンドレイン出力 / Nchドライバ + 内蔵プルアップ抵抗(1.2 kΩ typ.) (オプション選択が可能) |
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ゼロクロスラッチ点 | BZ=0.0mT typ. | |
解除点(S極) | BRS= 3.0 mT typ / BRS= 6.0 mT typ (オプション選択が可能) | |
チョッピング周波数 | fC= 500kHz typ. | |
出力遅延時間 | tD=8.0μs typ. | |
動作温度範囲 | Ta = −40°C ~ +150°C | |
車載品質 | PPAP対応可能・AEC-Q100対応 | |
データシート |