バックアップ電源の安全性強化
- e-Call、TCU
バックアップ電源のリチウムバッテリー保護 - -40°C ~ 125°C
過酷な環境に耐える車載品質 - シンプルな保護回路を構築
バックアップ電源の小型・軽量化に貢献
世界初* 車載用1セルバッテリー保護ICでバックアップ電源の安全性を強化
バックアップ電源のリチウムバッテリー保護に最適
車載用のe-CallやTCUなどは、12V鉛バッテリーが停止しても一定時間動作を維持できるよう、バックアップ電源を搭載しています。
そして、バックアップ電源は近年、ニッケル水素電池 (Ni-MH電池) から、小型・軽量化を実現できるリチウムバッテリーへの切り替えが進んでいます。S-19161A/Bシリーズは、バックアップ電源のリチウムバッテリー保護に最適な、世界初*の車載用1セルバッテリー保護ICです。
*車載用1セルバッテリー保護ICとして。2025年1月現在当社調べ
過酷な環境に耐える車載品質
S-19161A/Bシリーズは-40°Cから125°Cまでの広い温度範囲での動作を実現しています。また、AEC-Q100 (Grade1) 対応*、PPAPに対応可能なため、安心して車載アプリケーションにお使いいただくことができます。
その他、高温動作が必要とされるアプリケーション機器の安全性を高めることができます。
*試験進行中、2025年10月終了予定。
バックアップ電源の小型・軽量化に貢献
リチウムイオンバッテリーはニッケル水素電池よりも出力電圧が高いため、バックアップ電源に採用することでセルの搭載本数を減らし小型・軽量化することが可能です。
そして、その保護にS-19161A/Bシリーズを使用することで、シンプルな保護回路を構築できます。
アプリケーション
車載機器
- e-Call
- TCU (Telematics Control Unit)
- スマートキー
- バックアップ電源
高温動作対応が必要な機器
車載用リチウムイオン電池保護IC / EDLC電圧監視用IC ラインナップ
仕様
| 製品名 | S-19161A | S-19161B | |
|---|---|---|---|
| 車載用 | |||
| セル数 | 1セル | ||
| 過充電検出電圧 | 3.50V ~ 4.80V (±15mV) | ||
| 過放電検出電圧 | 2.00V ~ 3.00V (±50mV) | ||
| 放電過電流1検出電圧 | 0.005V ~ 0.100V (±1.5mV) | 0.003V ~ 0.100V (±1.0mV) | |
| 放電過電流2検出電圧 | 0.010V ~ 0.100V (±3.0mV) | 0.006V ~ 0.100V (±2.0mV) | |
| 負荷短絡検出電圧 | 0.020V ~ 0.100V (±5.0mV) | 0.020V ~ 0.100V (±4.0mV) | |
| 充電過電流検出電圧 | -0.100V ~ -0.005V (±1.5mV) | -0.100V ~ -0.003V (±1.0mV) | |
| 0V電池への充電 | 可能、禁止 | ||
| 絶対最大定格 | 28V | ||
| 消費電流 | 動作時 | 4.0μA max. (Ta = +25°C) | |
| パワーダウン時 | 50nA max. (Ta = +25°C) | 搭載パッケージ | SOT-23-6 |
| 動作温度範囲 | Ta = -40°C ~ +125°C | ||
| 車載品質 | AEC-Q100進行中、PPAP対応可能 | ||
| データシート | |||
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