株式会社SSCの株式取得完了に関するお知らせ

　ミネベアミツミグループのエイブリック株式会社（社長：石合 信正、本社：東京都港区、以下：当社)は、2023年3月29日付「株式会社SSCの株式取得（子会社化）に関するお知らせ」にて公表しましたとおり、株式会社SSC（本社：神奈川県横浜市、以下、「SSC」）との間でSSCの株式取得（以下、「本株式取得」）に係る株式譲渡契約を締結しておりましたが、本日、本株式取得を完了しましたので、お知らせ致します。

１．本取引の目的及び今後の運営方針

　当社は1968年、世界初の量産クオーツウオッチ搭載用CMOS IC開発を機にアナログ半導体事業をスタートさせ、以降、民生機器や産業機器をはじめ、携帯機器、車載用機器、医療機器向けなどに小型、低消費電力、高精度のアナログ半導体を提供してきました。
　2020年4月にミネベアミツミグループに参画した当社は、ミネベアミツミのコア事業「8本槍」のひとつであるアナログ半導体事業の継続的な成長を牽引すべく取り組んでおり、特に成長シナリオを支える商品開発力、とりわけ市場の拡大が見込まれる医療機器やＥＶ向けなどの高付加価値商品の開発力強化に力を入れております。
　一方、SSCは高度な知見と先端の技術力を強みとする半導体設計の技術者集団であり、デジタル/アナログ、フロントエンド/バックエンドなどの様々な開発プロジェクトで成果を上げるなど、半導体技術の分野において極めて豊富な実績を有しております。
　本案件は、当社が高付加価値商品の開発力強化を進める中、相互に検討を重ねた結果、当社グループの一員としてSSCとの協働を図ることが双方にとってメリットが大きいと判断したものです。
　当社は、半導体の設計・開発ノウハウに精通したSSCの技術者と共に、相合*（そうごう＝相い合わせる）活動をとおして、商品開発およびマーケット開発を強化し、アナログ半導体事業のみならずミネベアミツミの継続的な成長への道筋を盤石なものとするとともに、お客様や社会の発展に寄与してまいります。

*　相合：「総合」ではなく、「相い合わせる」ことを意味し、自社保有技術を融合、活用して「コア製品」を進化させるとともに、その進化した製品をさらに相合することでさまざまな分野で新たな製品を創出すること。

２．株式会社SSCの概要

3．今後の見通し

　本件に伴う2023年3月期の当社の連結業績に与える影響は軽微です。今後、開示すべき事項が発生した場合には、判明次第速やかに開示致します。

以上