謹んで新年のご挨拶を申し上げます。
昨年は国際情勢がめまぐるしく変化した一方、国内では新たな元号「令和」が誕生し、また、ラグビーワールドカップに日本中が熱狂した新しい時代のスタートにふさわしい年になりました。
産業面では東京モーターショーに象徴されるようなAI&IoT時代の本格到来を示唆する出来事も多くありました。そして、いよいよ今年は56年ぶりに東京で夏季オリンピック、パラリンピックが開催されます。我が国の高い安全性や技術力、なにより、おもてなしの精神を世界にアピールできる良い機会になることを期待しています。
さて、当社は事業を始めて52年目を迎えるアナログ半導体メーカーで、2018年1月に新社名エイブリックのもと、心機一転、新たなスタートを切りました。そして、昨年12月、当社株主の株式会社日本政策投資銀行及びセイコーインスツル株式会社とミネベアミツミ株式会社とのあいだで当社株式の譲渡契約が締結されました。競争法のクリアランスが取得されたのち、株式譲渡が行われ、当社はミネベアミツミ株式会社が100%直接所有する子会社となります。新体制移行後も引き続きエイブリック株式会社として、当社ビジョンである「Small Smart Simple」なアナログ半導体でお客様に感動を提供し、“不可能を可能にする技術”で豊かな社会づくりに貢献して参る所存です。
お取引先の皆様におかれましては、引き続き変わらぬご愛顧を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。
2020年1月6日
エイブリック株式会社
代表取締役社長 兼 CEO
石合 信正