S-58LM20A シリーズは、温度変化に対してリニアな出力電圧が得られる高精度の温度センサIC です。
チップ内に温度センサ、定電流回路、オペアンプが集積されています。
使用温度範囲は−55〜+130℃で、従来のサーミスタなどの温度センサと比較してリニアリティが非常に優れており、温度制御に関する広範囲な応用が可能です。
特長
- 温度精度が高い
- ±2.5℃(−55〜+130℃)
- 温度変化に対して、リニアな出力電圧が得られる
- −11.77 mV / ℃ Typ.
- Ta=−30℃ : 2.205 V Typ.
- Ta=+30℃ :1.515 V Typ.
- Ta=+130℃ : 0.303 V Typ.
- リニアリティが優れている
- ±0.4% Typ.(−20〜+80℃)
- 広い電源電圧範囲で動作可能
- Vdd = 2.4〜5.5 V(−30〜+130℃)
- Vdd = 2.7〜5.5 V(−55〜+130℃)
- 消費電流が低い
- 4.5 µA Typ.(+25℃)
- 6.0 µA Max.(−55〜+130℃)
- オペアンプ内蔵
- VSS を基準とした出力電圧
- 鉛フリー製品
用途
- 携帯電話、無線機などの高周波回路特性の補正
- 水晶振動子の発振周波数の補正
- LCD のコントラスト補正
- アンプゲインの補正
- オートフォーカス回路の補正
- バッテリマネジメントにおける温度検知
- 充電池、ハロゲンランプなどの過熱防止