S-5841シリーズは、±2.5℃の温度精度をもつ半導体温度センサを内蔵した温度検出を行う温度スイッチIC(サーモスタットIC)です。
検出温度に達すると出力が反転し、解除温度まで温度が下がることにより、出力が復帰します。
CMOS構成のため、2.2 Vの低い電源電圧から動作し、消費電流は10 μA Typ.と低くなっています。
同一チップ内に負の温度係数を持つ温度センサ、基準電圧発生回路、コンパレータを集積し、超小型のSNT-6AおよびSOT-23-5パッケージに納めました。
特長
- 検出温度
- +40 ∼ +100℃
- 1℃ ステップ
- 検出精度 ±2.5℃
- 低電圧動作
- Vdd(min.)=2.2V(検出温度=+55〜+100℃の場合)
- Vdd(min.)=2.6V(検出温度=+40〜+54℃の場合)
- 低消費電流
- 10 µA Typ. (Ta = 25℃)
- ヒステリシス温度を0℃、2℃、4℃、10℃に切換え可能
- アクティブ“H”、またはアクティブ“L”の出力論理選択可能
- CMOS出力、またはNchオープンドレイン出力の選択可能
- 鉛フリー製品
- 超小型パッケージ
用途
- ファン制御空調システム各種電子機器