ウェイクアップタイマICは、定期的にシステムをウェイクアップすることでシステムの間欠動作を可能とします。
S-35710Mは、タイマ値と内部レジスタに書き込みした値を比較し、値が一致したときにウェイクアップ信号 (割り込み信号) を出力します。
S-35710Mのタイマは、24ビットのバイナリアップカウンタです。
ユーザは、2ワイヤシリアルインタフェースを介し、内部レジスタのデータ値を自由に設定できます。したがって、ウェイクアップ信号 (割り込み信号) 発生までの時間を自由に設定可能です。
S-35710Mは水晶振動子を内蔵しているため、ICと水晶振動子のマッチング評価が不要です。また、外付け部品点数を削減することも可能です。
特長
- 32.768 kHz水晶振動子内蔵
- ウェイクアップ機能 (アラーム割り込み機能)
- 1秒 ~ 194日 (およそ半年) まで1秒単位で設定可能
- 低消費電流
- 0.25 μA typ. (Vdd = 3.0 V、Ta = +25°C)
- 広動作電圧範囲
- 1.8 V ~ 5.5 V
- 2ワイヤ (I2C-bus) によるCPUインタフェース
- 動作温度範囲
- Ta = −40°C ~ +85°C
- 鉛フリー (Sn 100%)、ハロゲンフリー
用途
- IoT通信機器
- 監視機器
- セキュリティ機器
- 電池駆動システム
- エナジーハーべスティングシステム