S-1200 シリーズは、CMOS 技術を使用して開発した、低ドロップアウト電圧(LDO), 高精度出力電圧の正電圧ボルテージレギュレータ(LDOレギュレータ)です。
0.1 µF の小さなセラミックコンデンサが使用可能で、消費電流も18 µA typ.と低消費電流で動作します。出力電流が、出力トランジスタの電流容量を越えないようにするための過電流保護回路も内蔵しています。
従来のCMOS プロセスによるボルテージレギュレータに比べ、小型のセラミックコンデンサが使用可能です。
特長
- 出力電圧の細かい選択が可能
- 1.5〜5.5 V間において0.1 Vステップで選択可能
- 低ESR コンデンサが使用可能
- 入出力コンデンサに、0.1 µF 以上のセラミックコンデンサが使用可能
- 入力電圧範囲が広い
- 2.0 〜 10.0 V
- 出力電圧精度が高い
- ±1.0 % 精度
- ドロップアウト電圧が小さい(LDO)
- 140 mV typ. (3.0 V出力品, Iout=100 mA時)
- 消費電流が少ない
- 動作時: 18 µA typ.、40 µA max.
- パワー・オフ時: 0.01 µA typ.、1.0 µA max.
- 出力電流
- 150 mA出力可能 (Vin>Vout(s)+1.0 V時) *1
- リップル除去率が高い
- 70 dB typ. (1.0 kHz時、1.5 V < Vout < 3.0 V)
- 65 dB typ. (1.0 kHz時、3.1 V < Vout < 5.5 V)
- 過電流保護回路を内蔵
- 出力トランジスタの過電流を制限
- パワー・オン/オフ回路を内蔵
- 電池の長寿命化に対応可能
- 鉛フリー製品
*1. 大電流出力時には、パッケージの許容損失にご注意ください。
用途
- バッテリ使用機器の定電圧電源
- 通信機器の定電圧電源
- 家庭用電気製品の定電圧電源
- 携帯電話用の定電圧電源