S-8229Aシリーズは、CMOS技術を使用して開発した、バッテリー監視ICです。従来のCMOSボルテージディテクタに比べ、最大動作電圧が24 Vと高いため、高耐圧が必要とされるアプリケーションに最適です。
3つの電圧値を検出するため、電圧を段階的に確認することが可能です。
特長
- 検出電圧精度
- ±1.0%
- ヒステリシス特性
- VHYS1 ~ VHYS3 = 0 mV, 50 mV, 300 mV, 400 mV, 500 mV
- 消費電流
- 動作時 : IDD1 = 9.0 μA max. (−VDETtotal*1≧42 V), IDD1 = 11.0 μA max. (−VDETtotal*1<42 V)
- パワーオフ時 : IDD2 = 0.1 μA max.
- 動作電圧範囲
- Vdd = 3.6 V 〜 24 V
- 検出電圧
- −VDET1(S) ~ −VDET2(S) = 10.5 V ~ 21.5 V (0.1 Vステップ)
−VDET3(S) = 7.5 V ~ 21.5 V (0.1 Vステップ) - 出力形態
- Nchオープンドレイン出力
- 出力論理*2
- フルチャージオールオン、フルチャージオールオフ
- 動作温度範囲
- Ta = -40℃ 〜 +85℃
- 鉛フリー (Sn 100%)、ハロゲンフリー
*1. −VDETtotal : 検出電圧の合計値
−VDETtotal = −VDET1(S) + −VDET2(S) + −VDET3(S)
*2. フルチャージオールオン : 入力電圧が3つの検出電圧値以上の場合、VOUT1 = VOUT2 = VOUT3 = VSSとなります。
フルチャージオールオフ : 入力電圧が3つの検出電圧値以上の場合、VOUT1 = VOUT2 = VOUT3 = "High-Z" となります。
用途
- リチウムイオン二次電池バッテリーパック