メモリ

DDR5 SPD用 温度センサ内蔵 Hub機能搭載EEPROM S-34HTS08AB

本ICは、DDR5 SPD用温度センサ内蔵Hub機能(SPD5 Hub)搭載EEPROMです。
Hub機能により、コントローラホストバスからローカルバスを分離できます。本ICには、1ブロックあたり64バイト(512ビット)の16ブロックとして配置された1024バイト(8Kビット)のEEPROMが含まれています。各ブロックはソフトウェア・コマンドにより書き込み保護が可能です。ページライトとシーケンシャルリードが可能です。このICは、1.8V VDDSPDと1.0V VDDIO、および最大12.5MHzのSidebandBus(I2C & I3C)で動作します。

注意:本製品は、民生用電子機器、事務機器、通信機器などの一般電子機器への使用を意図しています。本製品を医療機器、カーオーディオ、キーレスエントリー、エンジンコントロールユニット等の自動車機器に使用される場合は、必ず弊社にご相談ください。

特長

JEDEC仕様準拠
SPD5118
2ワイヤI2C-Bus/I3C-Busによるシリアル・インターフェース
動作電圧範囲 (VDDSPD)
1.7 V ~ 1.98 V
動作電圧範囲 (VDDIO)
0.95 V ~ 1.05 V
動作周波数
I2C: 1.0 MHz max. (VDDSPD = 1.7 V ~ 1.98 V)
I3C: 12.5 MHz max. (VDDSPD = 1.7 V ~ 1.98 V)
1.0 V Push Pull I/Oレベル
1.0 V、3.3 VオープンドレインI/Oレベル
動作温度範囲
Ta = −40°C ~ +125°C
動作温度範囲 (NVM書き込み動作時)
Ta = -40°C ~ +95°C

EEPROM部

ページライト
16バイト / ページ
シーケンシャルリード機能
低電源電圧時書き込み禁止機能
ライトプロテクト
16ブロック (64バイト / ブロック) ごとにソフトウェアプロテクトを設定可能
書き換え回数
105回 / 語*1(Ta = -40°C ~ +95°C)
メモリ容量
8 Kビット
初期出荷時データ
FFh

温度センサ部

温度精度
0.5°C typ. (Ta = +75°C ~ +95°C)
1.0°C typ. (Ta = +40°C ~ +125°C)
温度測定頻度
8回 / 秒 min.
ヒステリシス幅
1.0°C

Hub機能

同時に多数個接続可能なI2Cバス/I3Cバス対応のインターフェース
同一バス上のデバイスをアドレスで一意に指定可能
全てのHUBはホストバス上で専用のデバイス選択コードに応答
ローカルバスを取りまとめ、ローカルバス上デバイスを指定したコマンドはホストバスからローカルバスへパススルー

全体部

消費電流
EEPROMスタンバイモード、温度センサアクティブモード : 0.15 mA max.*2
EEPROM読み出しモード、温度センサアクティブモード : 2.0 mA max.*2
EEPROM書き込みモード、温度センサアクティブモード : 3.0 mA max.*2
ノイズ除去
シュミットトリガ付き入力端子 (HSCL, HSDA, LSDA)
ノイズフィルタ付きI2C入力端子 (HSCL, HSDA)
Packet Error Check (PEC) 機能
Parity Error check 機能
インバンドインタラプト (IBI)
バスリセット機能
最大8つのユニークなアドレス指定
熱対策された9ピンDFNパッケージ

*1. アドレスごと (語 : 8ビット)
*2. VDDSPD = 1.8V

型番リスト

  • 製品型名末尾の U(Ux)、S、G は、環境コードとして材料仕様違いを表しておりましたが、現在、全て『鉛フリー、ハロゲンフリー』へ統一され、環境品質的には同一となっております。
  • ※但し、一部の限られた旧製品においては、鉛フリーでSn 100%以外のリードめっきが適用されていますので、詳しくは販売窓口にご確認下さい。
  • 上記製品名およびパラメータは実際とは異なる場合があります。データシートで再度、製品名・仕様をご確認ください。
  • データは予告なく変更されることがあります。