エイブリックのS-US55D2は、アナログ差動出力とチャネルあたり2ビットのCMOS出力パターンジェネレータを備えた、8チャネル、12ビット、200MSPSのデジタル・アナログ・コンバータ(DAC)です。3レベルパルサー(3LP)を搭載した超音波リニアアンプ用に設計されています。各チャネルに12bit×4096のDACパターンメモリと128Byteの3LPパターンメモリを搭載しています。S-US55D2は、超音波送信リニアアンプ S-UM55L2への入力信号パターンジェネレータとして適しています。
機能
- 2bitのCMOS出力パターン発生器付き8チャネルの差動出力DAC
特長
<DAC>
- 各DACに12bit×4096パターンのメモリを搭載
- TRIG信号から分解能 5nsで0.16μs~40.96μsの遅延時間をプログラマブルに設定可能
- サンプリングレート 200MSPS
- 電流出力モードおよび電圧出力モードを選択可能
- 電圧出力モードでは出力インピーダンスが14Ω/2Ωから選択可能
- 1.28mA〜10.24mA で選択可能なフルスケール電流(電流出力モード)
- 0.074V~0.592V で選択可能なフルスケール電圧(電圧出力モード)
<3LP パターンジェネレータ>
- 各3LPパターンジェネレータに128Byteパターンのメモリを搭載
- 分解能 5nsで0.16μs~40.96μsの遅延時間をプログラマブルに設定可能
<その他>
- メモリやレジスタにアクセスするためのSPI(Serial Peripheral Interface)
- 1.8V~3.3V CMOSコントロールロジックインターフェース
- SOI CMOS技術によるラッチアップフリー、低クロストークの実現
- 68ピン 10×10mm QFNパッケージ(RoHS準拠)
ブロック図