エイブリックのHDL6V5582は、医療用超音波画像診断装置向け8チャネル、高電圧・高速・超音波パルサーです。HDL6V5582は、ロジックインタフェース、レベル変換器、内部生成フローティング電圧供給によるMOSFETゲートドライブバッファ、各チャネルのパルス化およびアクティブ・グランド・ダンピング用の高電圧・大電流MOSFETで構成されています。
機能
HDL6V5582は、以下のように使用可能です。
- アクティブ・グランド・ダンピング機能付き 8チャネル 3レベル パルサー 2ビット/チャネル入力
- アクティブ・グランド・ダンピング機能付き 4チャネル 5レベル パルサー 3ビット/チャネル入力
特長
- 0〜±100V 出力電圧
- ±1.8A ソース/シンクピーク電流(出力ブロッキング高電圧(HV)ダイオードなし)
- ±0.5A ソース/シンクピーク電流 (出力ブロッキング高電圧(HV)ダイオード付き±0.6Aアクティブクランプ)
- 25Ω (±0.5A) アクティブ高電圧クランプ(出力ブロッキング高電圧(HV)ダイオード付きアクティブ・グラウンド・ダンピング)
- 500Ω (±0.05A) アクティブ・グランド・ダンピング(出力ブロッキング高電圧(HV)ダイオードなし(アナログSWタイプ))
- フローティング電圧レギュレータ内蔵
- クロック/トランスペアレントモード制御による3-to-5デコーダ(5レベル動作)
- 最大動作周波数20MHz(@±60V出力、負荷220pF)
- 1.8V~5V CMOSロジックインターフェース
- 4モードの出力駆動電流制御による省電力化
- 過熱保護機能を搭載
- ラッチアップフリー、SOI CMOS技術によるチャネル間低クロストークの実現
- 52ピン 8×8mm QFNパッケージ(RoHS準拠)
ブロック図