取引先との共存共栄にむけて

お取引様との「パートナーシップの強化」、「公平公正」および「共存共栄」の考え方のもと、「調達方針」に基づき調達活動を推進しています。

調達方針

  1. コンプライアンスの実践
  2. 品質・価格・納期の継続的改善
  3. 適正なサプライヤー認定
  4. 環境負荷低減への貢献
  5. 紛争鉱物排除

サプライヤー認定制度

当社では、サプライヤー認定制度を制定し、お取引先様の公平な選定に取り組むと共に、サプライチェーンにおけるCSRの推進に取り組んでいます。具体的には、サプライヤー認定基準にCSRに関わる項目を設定すると共に、サプライヤー認定委員会を設置し、新規サプライヤーの認定や既存サプライヤーの更新審査を行う際に、①認定審議の公平性・透明性の確保、②選定に伴う課題の部門間共有を行い、継続的な改善を図っています。
また、重要サプライヤーについては毎年、定期評価および再審査を行っています。
評価の着眼点としては、品質、技術、価格、納期、サービスについてで、定期評価の結果が60点未満の場合、育成対象サプライヤーとして改善支援を実施します。2023年度は68社の定期評価を行ない、68社全社が合格となりました。

サプライヤー認定基準

  • CSR:行動規範/環境管理体制/リスクマネージメント体制
  • QCD:品質管理/価格/納期
  • 経営状態
  • 当社事業方針との親和性

関係法令の遵守

当社では、下請代金支払遅延等防止法(下請法)などの調達関連法令を遵守するため、教育プログラムを整備して従業員への教育に取り組んでいます。

責任ある調達を行なうために(CSR調達)

当社では、誠実で公平・公正な取引と、人間尊重、社会との共存の実現にむけて、サプライヤー認定基準にCSR関連項目を導入すると共に、サプライヤー認定マニュアルを整備し、サプライヤーの「行動規範調査」「環境管理体制調査」を実施しています。また、調達管理規定に従って調達活動を遂行しています。

紛争鉱物排除への取組み

当社は、コンゴ民主共和国および周辺諸国における人権侵害、不正に関わる組織の資金源とされる紛争鉱物問題を、国際的な重大問題と認識しています。サプライヤーの皆様にご協力をいただきながら、紛争鉱物の排除に向けた取り組みを継続して参ります。

紛争鉱物対応方針

当社は、紛争地域および政情不安、社会基盤の崩壊、暴力が広範におよんでいる高リスク地域(CAHRAs)を原産地とし、紛争およびCSRリスクに関わるタンタル、スズ、タングステン、金、その他コバルト等の鉱物の不使用に向けた取り組みを推進します。 紛争およびCSRリスクとは、以下を指します。

  • 鉱物の採掘、輸送、取引に関連した人権侵害(強制労働、児童労働、人身売買、虐待等の非人道的行為)
  • 武装勢力に対する直接的または間接的支援
  • 公的または民間の保安隊による不法行為(管轄内における違法な課税や金の恐喝)
  • 贈収賄、鉱物原産地詐称、資金洗浄、および政府への税金、手数料、採掘権料の未払い
  • 対象とするリスクはOECD Annex II に基づきます。
当社はこの方針に基づいて以下の取り組みを行います。。

  • 責任ある鉱物調達を推進する国際的に認知された組織が発行する各鉱物に応じた調査票、または妥当な手段によりサプライチェーンに対する製錬所についての調査を適切に実施していきます。
  • 国際的に信頼のおける鉱物監査プログラムにより、対象地域における紛争およびCSRリスクに関与していないと認証された製錬所からの調達を推進します。
  • 対象地域においても合法的な事業活動により得られている鉱物もあるため、それらの使用を妨げることのないよう取り組んでいきます。
  • サプライヤー様に対して当社の方針に基づいた鉱物の調査およびサプライチェーン全体に対する責任ある鉱物調達への取り組みを要請します。

当社は産業界等の動向を見守りながら、「紛争鉱物対応方針」に準じて対応を進める予定です。

CSRの取り組み