コラム Vol.5 ホールICのイノベーションが IoTデバイスにもたらす変革 (2)

S-5718シリーズ──仕組みの概説

S-5718シリーズでは、ホールICのSWP端子に入力する電圧によって、「N極検知」「S極検知」「両極検知」の各検知モードを切り替えるという手法を採用しています。具体的には、SWP端子の「High」「Low」「High-Z」が各検知極に割り当てられています。これを、マイコンの出力端子などから制御することで、検知極を切り替え、それぞれの磁気・極性を検知していくことが可能になります。

そして、このホールICに対し、下図のようなフローを組み込めば、「N極あり」「S極あり」「磁石なし」という3つの状態の識別が可能になるのです。加えて、S-5718シリーズの場合、基板の小さな変更、あるいはソフトウェアの設定だけでN極検知、S極検知、両極検知のいずれの用途にも対応できます。そのため、これまでのように3種類のホールICを在庫する必要もなくなります。

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S-5718 シリーズ 

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